執筆の手順(後編)SEO記事を最後まで書き切るコツ

前編では、書く前に整えておきたい土台の部分を確認してきました。

執筆の手順(前編)構成力で変わるSEOライティング

オウンドメディアの記事を書こうとして、パソコンの前で手が止まってしまうことはありませんか? ネタはある。取材も終わっている。メモも、録音も、資料もそろっている。 …

目的を定め、素材を並べ、構成を整え、タイトルで進む方向を固定する。
ここまでできていれば、もう迷わず書けそうに思えるかもしれません。

それでも実際の執筆現場では、ここから先で手が止まる人が少なくありません。

書こうと思えば書けるはずなのに、なぜか進まない。
途中まで書いては消してを繰り返してしまう。

たとえば、取材メモを見返しながら「この話もいい」「あのエピソードも外せない」と考え続けてしまい、結局どこから書けばいいのか分からなくなるケースです。情報は集まっているのに、どの順番で出せばいいか決めきれず、結果として画面の前で時間だけが過ぎていきます。

あるいは、冒頭文を何度も書き直しているうちに疲れてしまい、本文に入る前に時間切れになることもあります。一文目を完璧にしようとするあまり、全体が一向に進まない状態です。

その原因は、文章力ではありません。
語彙が足りないわけでも、センスがないわけでもない。

多くの場合、仕上げの工程が曖昧なまま進もうとしているからです。

後編では、

⑤必須ではないパーツを捨てる工程
⑥つかみを入れる工程
⑦ひたすら書き切る工程

この三つに焦点を当てます。

前編が設計図を作る時間だとしたら、後編は完成させる時間です。
どうすれば読みやすさを保ったまま、最後まで書き切れるのか。そのための考え方と進め方を、一つずつ整理していきます。

前回の振り返り

前編では、書き始める前に整えておきたい準備の流れを確認しました。

①記事の目的を明確にする
②素材を最小単位で並べる
③論理的に構成を整える
④タイトルで方向性を固定する

たとえば「SEOライティングのコツを伝える記事」であれば、初心者向けなのか実務者向けなのかを先に決め、そのうえで必要な素材だけを集め、読み手が理解しやすい順番に並べるという段階です。

専門用語をどこまで使うのか、前提知識をどこまで説明するのかも、この時点である程度決まります。

この時点で、話す内容と話さない内容はすでに仕分けされていますので、この段階までで、何を書くかはすでに決まっています。

後編では、その設計図をもとに、どう完成させるかだけに集中して解説します。

必須ではないパーツを捨てる|編集の技術で文章を研ぎ澄ます

文章を書き進めると、どうしても不安になる瞬間があります。

ここを削ってしまって本当に大丈夫だろうか。
せっかく取材で聞いた話なのに、もったいないのではないか。

必須ではないパーツを捨てるのステップは、そうした迷いと向き合う工程です。

書き手にとっては価値がある情報でも、読み手にとってはそうとは限らない。
この視点に立てるかどうかが、編集の質を大きく左右します。

なぜ「削る」ことで文章は読みやすくなるのか

情報は多ければ多いほど親切だと思われがちです。
しかし読み手にとっては、情報が多すぎることが負担になる場合もあります。

たとえば、初めて確定申告をする人が「確定申告 やり方」で検索したとき、税制の歴史や制度改正の背景から説明が始まったらどうでしょうか。途中で「結局、今日は何をすればいいのか分からない」と感じて、ページを閉じてしまうかもしれません。

必要なのは、今の自分が何をすればよいのかという具体的な手順です。

知識として正しくても、順番を間違えると「わかりにくい文章」になってしまいます。

文章も同じです。

読み手は、限られた時間の中で答えを探しています。伝えたいことをすべて盛り込むのではなく、必要な情報だけを残すことが、結果的に親切になります。

「不要」ではなく「必須ではない」で判断する

ここで大切なのは、「この情報は価値がないから削る」と考えないことです。
判断基準は、前編で定めた目的とタイトルです。

たとえば「構成力を高める方法」という記事であれば、書き手自身の失敗談は親近感を生むこともありますが、それが長く続きすぎると本題から離れてしまいます。

この話は、読み手が構成を理解する助けになっているだろうか。
それとも、単にエピソードとして面白いだけだろうか。

そう問いかけてみてください。
答えが後者に近い場合、そのパーツは必須ではありません。

削ることで、記事全体の焦点がよりはっきりします。
結果として、読み手は迷わず内容を理解できるようになります。

SEOライティングにおける削除の具体例

SEOを意識した記事では、削るべきポイントが比較的分かりやすくなります。

  • 検索意図から外れる補足説明。
  • すでに別の段落で説明している内容の言い換え。
  • 結論に直接つながらない体験談。

たとえば「SEOライティングの基本」を解説する記事で、検索エンジンの仕組みを専門用語だらけで説明してしまうと、初心者の読み手は途中で離脱します。

そうした部分を削ることで、読み手は安心して読み進められるようになります。削ることは、記事の価値を下げる行為ではなく、価値を正しく伝えるための調整なんです。

つかみを入れる|SEO記事の離脱を防ぐ冒頭設計

必須ではないパーツを整理できたら、次に取り組みたいのが、つかみを入れる工程です。ここでの目的は、文章をうまく書くことではなく、読み手の指を止めることです。

なぜ「つかみ」がないと読まれないのか

読み手は、記事を開いた瞬間に無意識の判断をしています。

これは今の自分に関係があるか。
続きを読む時間を使う価値があるか。

たとえば、検索結果から記事を開いた直後に抽象的な説明が続くと、答えが後ろにありそうだと感じて離脱されがちです。

一方で、最初の数行で「この記事では何が分かるのか」「どんな悩みが解決するのか」が明確に示されていれば、多少長い記事でも読み進めてもらえます。

つかみは、内容そのものではなく、読む姿勢を作るための入口です。

つかみの代表的な四つのパターン

つかみには、使いやすい型があります。

  • 結論を最初に示す方法。
  • 一般的な思い込みを否定する方法。
  • 数字や具体的な事実を提示する方法。
  • 読み手の悩みをそのまま言葉にする方法。

重要なのは、奇をてらうことではありません。

読み手の頭の中にある問いと、記事のテーマを最短距離でつなぐことです。
「これは自分のための記事だ」と感じてもらえれば、自然と続きを読んでもらえます。

構成を壊さずにつかみを前に出す方法

つかみを入れるために、全体構成を作り直す必要はありません。
すでに整理した構成の中から、最も象徴的な一文や結論に近い部分を冒頭に置くだけで十分です。

入口を整えるだけで、記事全体の読みやすさは大きく変わります。

ひたすら書く|最後まで書き切るための執筆手順

削る工程を終え、入口を整えたら、いよいよ書き進める段階に入ります。ここで大切なのは、うまく書こうとしないことです。

なぜ最後まで書けずに止まってしまうのか

多くの人がここで止まります。
原因は、書きながら判断し続けてしまうことにあります。

この表現で正しいだろうか。
この順番で伝わるだろうか。

そう考え始めると、頭は確認作業に支配され、前に進めなくなります。
執筆と推敲を同時に行うと、脳の負荷は一気に高まります。

その結果、疲れて手が止まるのです。

書き切るために先に決めておくこと

書き切るためには、判断の回数を減らすことが効果的です。

あらかじめ文字数の目安と使える時間を決めておく。
今日は完成度ではなく完走を目的にすると決める。

たとえば、三千文字の記事なら、多少粗くても最後まで書き切ることを優先する。
途中で表現が気になっても、後で直せばいいと割り切る。

そう決めるだけで、迷いは大きく減ります。

書き切ることでしか改善できない理由

SEOを意識した記事は、公開して初めて評価されます。
検索順位や読了率、離脱率といった指標は、完成した記事にしか現れません。

途中で止まった原稿は、改善の対象にもなりません。

まずは書き切る。
そのうえで、数字を見ながら直す。

この順番を守ることが、結果的に最短ルートになります。

まとめ

前編と後編を通して、執筆の手順を一通り見てきました。
書く前に設計図を整え、仕上げの工程で完成させる。

SEOで評価される文章は、才能ではなく手順で決まります。
この流れを毎回確認するだけで、執筆は驚くほど安定します。

次に記事を書くときは、ぜひこの手順を思い出してください。

迷ったら、順番に立ち戻る。
それが、再現性のあるSEOライティングへの一番の近道です。

【参考文献】デジタルマーケの成果を最大化するWebライティング(日本実業出版社)

記事制作代行なら横浜のクオリティロードへ

このように、質の高いコンテンツ制作の重要性が高まる中、私たちクオリティロードは、単なる記事作成に留まらない、総合的なコンテンツ支援サービスを提供しています。

クオリティロードの強み

まず、私たちの最大の特徴は、企業さまの課題やニーズを深く理解することから始めるアプローチにあります。御社のビジネスの魅力を最大限に引き出すため、まずはじっくりとヒアリングを行い、最適な記事制作プランをご提案いたします。

たとえば、以下のような点について、くわしくお伺いしています。

  • どのような読者に向けて情報を発信したいのか
  • コンテンツを通じて何を実現したいのか
  • 現在のサイト運営における課題は何か
  • 競合他社との差別化ポイントは何か

SEOに強いコンテンツ制作

私たちの記事制作担当は、SEOの専門知識を持つライターが中心となって、検索エンジンと読者の双方に評価される記事を作成します。お客さまのウェブサイトを詳細に分析し、効果的なキーワード選定から、読者の心に響く文章作成まで、一貫して対応いたします。

ワンストップサービスの提供

企画から取材、執筆、編集まで、すべてのプロセスを丁寧に行います。
また、ホームページのコンテンツだけでなく、チラシやパンフレットなどの紙媒体の制作にも対応しており、統一感のあるブランディングを実現できます。

お客さまは日々の業務に集中していただき、記事の更新は私たちにお任せください。
定期的な報告会で進捗状況や成果をご確認いただきながら、継続的な改善を図ってまいります。

お問い合わせはお気軽に

まずは無料相談から承ります。御社の課題やご要望をお聞かせください。
私たちの経験と専門性を活かし、最適なコンテンツ制作プランをご提案させていただきます。心を一つにして御社のビジネスの成長をサポートしてまいります。

質の高いコンテンツで、新たな可能性を切り開きませんか?

あわせて読みたいコラム

オウンドメディア運営者必見!いいライターがいない真相と対策
純粋想起を招き読者の記憶に残る記事の作り方
コンテンツ制作の外注成功術 ~優秀なライターとは~
SEOとSNSは両立できる? 流入元の特性と戦略
E-E-A-Tとトピッククラスターで実現するSEO戦略とは
バズは設計できる SNSで記事が拡がる手法とは
検索1位を狙う! 構成で変わるSEOライティング術