中小事業者・中小企業がホームページを持つべき理由

今回、こちらのページに訪問された皆さんは、ホームページを持つかどうか、経営されている企業や事業の新規のホームページを制作するかどうかを悩んでいる、中小企業経営者・個人事業主の皆さんが多いかと思います。
ホームページを持つことで何ができるのか、どんなメリットがあるのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。

  • 「プロに依頼してホームページを作るにはお金がかかるのでは?」
  • 「ホームページ運営はどんなことをすればよいの?」

など、実際にホームページを持ってみないとわからないことも多いことでしょう。

そんな皆さんに、今回のこの記事では「中小事業者・中小企業がホームページを持つべき理由」を解説したいと思います。

名刺や看板の役割としてのホームページ

大航海時代ならぬ大インターネット時代を迎えた今日。

  • 取引先のホームページを事前に確認をしておく。
  • 消費者が訪れるお店をあらかじめホームページでチェックしておく。

スマートフォンやパソコンで気軽に検索エンジンで検索し、事前のチェックや確認が当たり前の時代になりました。

想像してみましょう。
事前の情報収集が当然となった現代において、ホームページを持っていない会社はどのような目で見られることになるか。

看板を表に出していないお店には、信頼できる人物からの口コミでもない限り、入りづらいことでしょう。
どれほど感じの良い営業マンであっても、名刺を渡さない営業マンを信頼したり、きちんとした名刺を持っていない営業マンに仕事を依頼することは難しいことでしょう。

誰もが気軽に検索してチェックする時代において、ホームページを持たないことは、名刺や看板を持たずに営業しているようなものです。

皆さんが経営する企業がどれほど素晴らしい商品を生み出していても、どれほど素晴らしいサービスを提供していたとしても、

  • 「この企業に仕事を頼んでもよいのだろうか」
  • 「この企業がどんな企業か得体が知れない」

そんな不安やネガティブな印象を、顧客や消費者に与えることになります。

世の中の役に立つ事業を経営されていても、名刺や看板の役割としてのホームページを持っていない。
十分な企業情報や商品・サービス情報を、顧客や消費者に事前に与えられていない。
ただそれだけで、顧客や消費者は、不安やネガティブな印象を持ってしまう時代です。

もったいない。
いや、もったいないだけで終わる話ではありません。
これは、経営上のリスクです。

しかし、このリスクを解消する方法は簡単です。
名刺や看板の役割としてのホームページを持てばよいのです。
そうすれば、上記のようなリスクは解消します。

企業ホームページは持っていて当たり前の時代に突入

先ほど、「大航海時代ならぬ大インターネット時代」と書きました。
2020年の総務省の調べでは、個人のインターネット利用率は約8割。
13~59歳の各年齢層で9割を上回るとのこと。

【参考】
総務省・情報通信白書・第2部第2節1・インターネットの利用動向

想像してみましょう。
この状況下において、顧客が商品名やサービス名、企業名を耳にした際に取るであろう行動を。
インターネットが普及する前なら、商品やサービスを電話帳で探したでしょうか。
あるいは、周囲にいる情報通の誰かに聞いたでしょうか。

現代でも、電話帳で探したり情報通に聞いたりして調べる人はいるとは思いますが、
多くの人々は「インターネットで検索して調べてみよう」となります。

そこでインターネットで検索して調べたとして。
もしも、検索した際に検索ワードに引っかかるのが電話帳サイトやポータルサイトのみだったら、皆さんは、そのまま掲載されている電話番号に電話をかけて、お問い合わせするでしょうか?

電話をかけてお問い合わせすること自体にハードルを感じている層が増えてきている現代において、ホームページがない会社に電話でお問い合わせすること自体が、人々にとってハードルとなっています。

一方、ライバル企業がしっかりとした情報を伝えているホームページを持っていて、写真やイラストなどもまじえて商品やサービスを丁寧に説明していたらどうでしょう。
人々にとって、ライバル企業の方が多くの事前情報を得られるため、心の中のハードルがぐんと下がります。
人々の心の中のハードルが下がれば、ビジネスチャンスは大きく広がることになります。

そもそも、ホームページを持っていない時点で、その企業や商品・サービスがこの世に存在しているのかどうかも定かではないと、人々が判断する現代。

ホームページはあって当たり前。
企業が、自社のホームページを通して情報発信して当たり前。
インターネット検索で見つけてもらって初めて、存在が認められる。

そんな時代では、ホームページを持っているかいないかで、大きな差が出てしまいます。
競合するライバル企業に差をつけられる前に、ホームページを持つことをおすすめします。

ニーズのある顧客にダイレクトに情報を届けよう

ここまでは、ホームページを持たないことによるデメリットを中心に解説してきました。
では、ただホームページを持ちさえすれば、デメリットは解消するのでしょうか。

おそらく、多くのデメリットは解消するはずです。
例えば名刺に自社のホームページのアドレスや、ホームページアドレスにリンクしたQRコードを掲載しておけば、まずは「この企業はホームページを持っている」という情報を相手に伝えることができます。
また、不明点があれば、相手がホームページにアクセスして確認することでしょう。
相手は、自社の所在地、電話番号、他の業務など、さまざまな情報をホームページから得ることができます。

相手が、もしも自社を知りたいと思ったなら、相手自身が自分で、自社のホームページを見に来てくれます。
また、特に興味があったわけでもない自社の他の業務のことまで、知ってもらえるかもしれません。
顧客が自発的に検索をした結果、自社のホームページにたどり着く。
これはとても大切なことです。

上記のように、ホームページを持ちさえすれば、大半のデメリットは解消します。

【参考】
「自社を知らない訪問者」に伝わるホームページとは

しかし、デメリットを解消するだけでなく、メリットを享受するにはどのようなホームページが必要でしょうか。

ホームページを持つメリットは、大きくわけて2つあります。
それは、以下の2点。

  • コストを抑えつつ継続的・持続的に集客力をアップ。
  • ニッチなニーズにピンポイントで情報を提供。

一つ目のメリットは「コストを抑えつつ継続的・持続的に集客力をアップ」できることです。

商品やサービスの宣伝しようとした場合、ホームページだけがその手段ではありません。
ダイレクトメール、折り込みチラシ、新聞広告・雑誌広告、ポスター・デジタルサイネージ、テレビ・ラジオCMなどなど。
営業マンが飛び込み営業をすることもあれば、テレフォンアポイントメントで顧客候補にアプローチすることもあるでしょう。

上記に挙げた各種の宣伝とホームページとでは、その効果と費用が決定的に違います。
ホームページは、宣伝効果の瞬発力は乏しいものの「コストを抑えつつ継続的・持続的に集客力をアップ」できます。

ホームページは、あって当たり前の名刺や看板のようなものですから、宣伝効果に瞬発力はありません。
しかし、看板を掲げ続けていれば、じわじわと宣伝効果を発揮し始めます。
しかも、それぞれの宣伝手段よりも低コストで行えます。

例えば、ホームページ運営を自社で行えば、それだけコストは抑えられます。
また、お客さまの役に立つ情報をホームページ上に発信し続けていけば、検索エンジンは自社のホームページを高く評価し、その評価は検索結果に反映されます。

検索上位を獲得できるホームページに成長させれば、いずれ集客力アップにつながることでしょう。

【参考】
継続的な更新で企業ホームページを育てよう

二つ目のメリットは「ニッチなニーズにピンポイントで情報を提供」できることです。

ニッチとは「大手が狙わないような小規模で見逃されやすい事業領域」。
ニーズとは「顧客からの需要」。
ピンポイントとは「ピンの先ほどに正確に目標を定めること」という意味です。

【参考】
文字数の多いページが検索上位に来る理由

SEO対策という存在がこの世に登場してから、中小企業・中小事業者の宣伝の在り方が大きく変わりました。
SEO対策とは、「Search Engine Optimization」の略で、Googleなどの検索エンジンで検索上位を獲得することで、多くのアクセスを集める手法のことです。
このSEO対策は、これまでの宣伝方法とは違い、印刷や配布・掲示などのコストと手間がかかりません。
ホームページ内の内容を、検索でひっかかりたいキーワードで最適化することで、効果を発揮し始めます。
ニッチな分野のキーワードを設定すれば、「ニッチなニーズにピンポイントで情報を提供」できるようになります。

【参考】
SEO対策で検索エンジンでの上位表示を目指そう

特定のキーワードをわざわざ入力し、検索エンジンを経由して自社のホームページに到達する訪問者は、自社の商品やサービスにニーズを感じている訪問者です。
自社の商品やサービスにニーズを感じている訪問者は、なんとなく折り込みチラシを見かけた人々よりも、一歩踏み込んだ「顧客候補」になる確率は高くなります。
これは、大きなメリットといえるでしょう。

ホームページならお問い合わせを24時間受付可能に

ホームページがあれば自社と連絡を取りたいと思っている顧客候補に、電話番号やメールアドレスなどの情報を伝えることができる旨をすでに書きました。
インターネット検索の結果次第では、電話帳サイトやポータルサイトなどに自社の電話番号などの情報が掲載されていることもあるでしょう。
しかしインターネット検索で自社の企業公式のホームページを発見できなければ、顧客候補の皆さんには、その情報が正確かどうかという不安が生じ、自社と連絡を取ることに躊躇します。
そういう細かい不安や躊躇の一つ一つを、企業公式のホームページの存在は解消してくれます。

また、ホームページがあれば、商品・サービスの説明や写真・動画などを顧客に見てもらうことも可能です。

例えば顧客から電話でお問い合わせいただいた場合、「写真や動画を見てもらえれば、もっと簡単に理解してもらえるのに」と思うような、口頭での説明が難しいお問い合わせもあることでしょう。
口頭での説明が難しい内容を、電話で説明する。
受注のためとはいえ、その電話対応自体が、自社の従業員の労力と時間を奪っています。
あるいは簡単なお問い合わせでも、繁忙期ともなれば、じわじわと業務負担として従業員にのしかかってきます。

一方、ホームページにお問い合わせフォームを備えたりメールアドレスを掲載しておけば、顧客は24時間、好きなタイミングでお問い合わせができ、自社も余裕をもってお問い合わせ対応ができます。
顧客にとってはお問い合わせ方法の選択肢が増えることになりますから、これは、ホームページを持つことのWin-Winのメリットといえるでしょう。

求職者はホームページで採用情報と会社を判断します

例えば、求人ポータルサイトやハローワークなどに求人広告や求人票を出したとします。
その求人広告や求人票を求職者が見た際に、求職者が最初にとる行動は、インターネット検索です。

求人ポータルサイトやハローワークの求人票に掲載できる情報量は限られています。
しかし求職者は、どんな会社なのか事前にある程度の情報が欲しい。
そんな思いでインターネット検索したにもかかわらず、応募したい企業にホームページがなかったとしたら。
きっと求職者は不安に思い、応募に躊躇してしまうことでしょう。

現在、「ホームページがない会社」というキーワードを検索エンジンに入れると、以下のような検索候補ワードが出てきます。

  • 「志望動機 ホームページがない会社」
  • 「ブラック ホームページがない会社」

「ホームページがない会社 志望動機」で検索してみると、ホームページがない会社に応募しようと思うが何も知らない会社に対してどのような志望動機を書けばよいかわからない……という求職者の悩みを知ることになります。
また、「ホームページがない会社 ブラック」で検索してみると、ホームページがない会社はホームページを作りたくない何かブラック企業的な理由があるのではないか……という求職者の不安や疑念を目の当たりにします。

想像してみましょう。
このような不安や疑念、悩みを抱えながら求職者が自社に応募してくるかどうか。

企業ホームページは、持っていて当たり前の時代に突入しています。
インターネットを当たり前に使いこなす求職者を取りこぼさないためにも、ホームページを持つことをおすすめします。

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  • 新規のホームページをゼロから制作したい。
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  • 会社やブランドのロゴや似顔絵イラストを制作してほしい。
  • Googleマップ検索の上位表示対策をしてほしい。

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